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奨学金受給をおすすめしない理由

皆さんの中で、奨学金を借りてでも大学に行くべきか悩んでいる人は多いのではないかと思います。かくいう私自身は、奨学金を借りて大学に行きました。私が学生の時は、奨学金を借りてでも大学に行った方がいいと思っていて、奨学金なんて就職したら余裕で返せると楽観的に考えていました。しかし、今になって振り返ってみると、奨学金を借りたことを結構後悔しています。そこで、今回は奨学金受給をおすすめしない理由についてお話いたします。

まず、奨学金の種類について若干触れておきますが、日本学生支援機構の奨学金は主に2種類ありまして、1つが給付型の奨学金、平たく言うと返済不要の奨学金です。もう1つが貸与型の奨学金で、こちらは返済の必要があります。さらにいうと貸与型は2種類にわかれ、有利子のものと無利子のものがあります。私が利用していた奨学金は貸与型の奨学金でした。

給付型の奨学金については返済する必要がないので、受給して何ら問題はありませんが、貸与型の奨学金を借りることについてはあまりおすすめしません。その理由を今からお話していきます。

貸与型をおすすめしないのは、返済が大変だからとか、社会人になったときに返済で手取りが減るからとかっていう理由も勿論あります。しかし、もう1つ重要なポイントとして、よく「奨学金借りてでも大学に行った方が選択肢が広がる」という意見があるのですが、これにあまり賛同しないからです。その理由を2つお話いたします。

1つめが、大卒=将来安泰ではなくなっているという理由です。

よくある意見として、大卒だとホワイトカラーの仕事に就けるし、高卒より初任給が高いという意見があります。確かに、大卒以上を条件とする求人は実際の所沢山あります。しかしながら、今や大卒だからといっていい会社に就職できるという時代ではなくなっています。

昨今、日本の企業は従来の年功序列型から実力主義型に移行しつつあり、新卒採用の場でも、優秀な学生をとるために学生を選り好みする企業が多くなっています。なので、入った大学のレベルにも依るところは多少ありますが、どのレベルの大学に行こうが、就職活動で上手くいかないといい企業に入ることは難しいです。なので、せっかく大学に行ったとしても、就職活動がうまくいかなくて、良い会社に就職できなかったという人は、実際の所ザラにいます。また、仮に面接が上手くいって有名企業に内定したとしても、入社してみたら激務で辞めてしまうというパターンもあります。このように、就活市場での大卒のうまみがあまりなくなってきているので、大卒だったら奨学金も楽に返済できる訳ではないというのを理解しておく必要があるのではないかと思います。

もう1つの理由として、奨学金負担によって、リスクをとる選択をしにくくなるというのがあります。

リスクをとるというのは、例えば自分で起業してみるとか、周りと違う生き方をするとかいったような、経済的リスクを伴う行動をすることです。奨学金を背負うと、当然ながらそういったリスクをとる行動というのはやりにくくなってしまいます。私自身、大学卒業後は新卒で民間企業に入ったのですが、学生の頃は起業しようとか、すぐに就職せずに何か別のことをやろうかとか、そういった道を無意識的に閉ざしていました。理由は勿論、働いて奨学金を返さないといけないと思ったからです。

先程、大学に行けば選択肢が広がるという意見があると話しましたが、それをいうならば、リスクのある行動ができなくなるので、そういう意味では選択肢は狭まるということになります。それに加え、大学までいったからブルーカラーの仕事を選択肢として排除する人もいるので、そう考えると大学に行けば選択肢が広がるというのは実の所結構微妙なのではないかと思います。

まとめ

大学でやりたい学問があるとか、何か目的意識があるのであれば、奨学金借りて大学に行くのはありだと思いますが、所謂「就活予備校」としての進学を考えているのであれば、一度立ち止まって考えてみるのもいいのではないかと思います。奨学金は自分への投資だと捉えることはできますが、大卒の旨みというのは減ってきているので、リターンが結構少なめになってきているのかなと思います。

この記事を書いた人
会社員を経てブロガーに転向。 働き方に関する探究がしたく当サイトを創設。主にビジネス心理学に関するテーマや、働き方、進路の悩みなどについての記事を執筆中。

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