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就活がしんどい人へ

社会病の処方箋シリーズ第2弾ということで、今回は就活鬱についてお話します。

厚生労働省によると、昨年自殺した大学生の中でもっとも多かったのは21歳で、原因は「進路に関する悩み」が最多でした1。昨今、売り手市場とか言われていますが、大手企業や人気業界においてはむしろ競争は激しくなっているとさえ感じます。というのは、日本経済の低迷や企業競争の激化などにより、日本の企業に昔のように人を育てたりする余裕がなくなっているからです。

会社側は優秀な学生を取ろうと学生をふるいにかけています。なので、学生としては早く良い企業に内定して安心したいという思いがある一方、会社側は学生を選り好みする、そういった世の中になっていることで、学生側としてはかなり苦しい状況を強いられているのではないかと思います。

私自身も学生のころに就職活動を経験しまして、選考に何度も落ちたり周りが内定貰い始めたりしたときはほんとに苦しかった記憶があります。かつての私と同じように、就活で苦しい思いをしている人は少なくないのではないかと思います。そこで、私から就活で苦しんでいる人に向けて、メンタルを病まないようにするためのアドバイスを2点ほどお伝えしていきます。

就活生へのアドバイスの1つめが、内定先がどこだろうがとりあえず1度社会人になってみて下さいというのがあります。就活で悩む人へのよくある励ましとして、「就活失敗しても人生終わりじゃないですよ」みたいなことを言う人が多くいるのですが、これはその通りなのですが、こういうことを言ってもあまり伝わらないのではないかと考えています。というのは、学生だとビジネス経験も社会経験もほとんどない状態なので、結構視野狭窄というか、社会人になってからの人生がどんなものかが中々想像がつかず、あまりピンとこないのではないかと思うわけです。私自身も、就活で悩んでいるときにそういうネットの記事とか探してたのですが、安心できるようでいまいち釈然としなかった記憶があります。

これが社会人になると結構視野が開けてきたりします。社会に出るといろんな価値観、働き方、境遇の人に出会うことになります。そうしていろんないろんな人と出会ったり、実際に働いてみたりすることで、学生の頃とは違った判断軸で行動ができたり、自分に合った働き方を見つけられたりすることができる可能性が大いに高まるのです。

また、内定先だけでその人の人生がどうなるかわからないというのも実情です。有名企業に内定しても、実際働いてみたら激務で長続きしない人も沢山居ますし、逆に内定得るのは遅かったけれども、入ってみたら意外といい会社だったという人もいます。なので、就活で悩んだり、納得いく結果が得られなかったりしても、あまり悩まずにとりあえず社会人を経験してみるというのはいいのではないかと思います。

先程「失敗しても人生終わりじゃない」という人がいると話をしましたが、私はあまりこの言い方はあまりよくないのではないかと思っています。もちろん失敗しても人生終わりではないというのはその通りなのですが、この言い方をしてもあまり悩んでいる本人は安心できないのではないかと考えます。というのは、受験にしろ就活にしろ、人生終わりとまではいかないにしろ、失敗するとそれなりに苦しい境遇になるのではなかという不安があるからです。なので、私個人的には次のように考える方がいいと思っています。

「失敗しようが成功しようが人間の一生はいつか終わりを迎える。だから残りの人生を楽しく大切に生きよう」

まとめ

昨今、転職の普及や終身雇用の崩壊などにより、世の中がかなり複雑化してきており、高学歴だから成功するとか、大企業入れば安泰とかそんなんじゃなくなっていってるというのが実情です。なので、就活で人生決まるというようなそんな単純なものではないといえます。20代前半というのは若くて最強の時期なので、悩んでいる時間がもったいないのではないかと思います。

  1. 厚生労働省「令和7年度版 自殺対策白書」 ↩︎
この記事を書いた人
会社員を経てブロガーに転向。 働き方に関する探究がしたく当サイトを創設。主にビジネス心理学に関するテーマや、働き方、進路の悩みなどについての記事を執筆中。

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